フェラーリの首脳陣が、2010年のタイトルを失ったことの責任を取って解雇になる首脳がいるとの報道を否定した。
F1最終戦のアブダビGPで、フェラーリはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)の戦略で判断を誤り、アロンソによるドライバーズ選手権制覇を逃した。そのため、戦略面の責任者であり、チーフエンジニアを務めるクリス・ダイヤーが解雇されるとの報道があった。
「チーム内での変更? それはわれわれの哲学に反する。われわれは何年もの間、ダイナミックな安定性をもとにしたポリシーでやってきた」
「ちょっとした調整はあるかもしれないが、大きなものではない」とフェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモーロは語った。
また、フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリも、大規模な人事異動の可能性を否定し、『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セーラ)』へこうコメントした。
「2008年のシンガポールで、給油ノズルをつないだままのマッサ(フェリペ・マッサ/フェラーリ)を発進させた時、感情に身を任せることもできた」
「だが、彼(担当スタッフ)は今年のモンツァ(イタリアGP)での勝利を決めたピットストップの立役者でもあった」