ヘイキ・コバライネン(ロータス)は、アブダビGPのフリー走行1回目に出走しない。
コバライネンは、テストドライバーのファイルーズ・ファウジーにシートを譲る。ファウジーは今シーズン、数戦で1回目のフリー走行に出走してきた。
ファウジーは、「僕にとって本当のチャレンジは、まだレースするコンディションになっていないコースで攻めることだ」と語っている。
しかし、コバライネンは来年もロータスに残留するとみられる。チーム代表のトニー・フェルナンデスと過ごすことも多いコバライネンは、フェルナンデスがCEOを務めるエアアジアの株を15万ドル(約1,200万円)分購入している。
ロータスは、グループ・ロータスとの名称の権利をめぐる法廷闘争の真っ最中だ。しかし、フェルナンデスはチームが2011年、必ずステップアップすると語る。
「われわれは、自分たちなりに謙虚な方法でビジネスを進めている。言葉で語るよりも行動で示してきた。今後も同じように進めていく」
そしてコバライネンは、アブダビの最終戦は「来季に集中する」前の最後の大事な1戦だと話している。