マーク・ウェバー(レッドブル)は、イギリスGPから使うシャシーについて、レッドブルがドライバーを平等に扱っていない証拠だとの意見を退けた。
ウェバーはヨーロッパGPで大クラッシュに見舞われ、スペインGPとモナコGPで連勝したシャシーを壊してしまった。そのため、ウェバーはイギリスGPからシャシーを交換することになったが、レッドブルがウェバーに与えたシャシーは“ラシアス・リズ(官能的なリズ)”。モナコGPまでベッテルが使っていたシャシーだ。
このシャシーは、ベッテルが不調に陥ったことで調査された結果、損傷が見つかり、ベッテルが新しいシャシーに乗り換える一方、修復を受けていたシャシーである。
「何も問題はない。大丈夫だよ。どちらにしろ、これしかないしね」とウェバーは7日(水)にファクトリーで語っていた。
ヘイキ・コバライネン(ロータス)に追突して宙を舞い、上下逆さまになって着地した後、タイヤバリアに高速で激突していたウェバーだが、大きなケガはなく、体調面も問題ないようで、次のようにコメントしている。
「少しむち打ちになって、右足をシャシーの上に激しくぶつけていた」
「すぐに、この大きな足を激しくぶつけるだろうなって思ったよ。でも、ラウンジ・ルームにいるときの方がもっとひどいケガを負うこともあり得る」